18ホールのプレー中には思考、判断するべきことが多く、自動化出来るポイントは自動化して思考や判断するエネルギーは、プレー中の一打の気を付けるべきポイントに集中したいですね。自分のショットの考え方や思考法などセオリーとして自動化出来る事柄をチェックしてください。
『フォロー・アゲインスト』のセオリー、セント・アンドリュースは英国スコットランドの北海に面し、”ゴルフの聖地”と呼ばれている「リンクスコース」(海沿いに存在し、自然の地形を利用した平らで砂地の多いゴルフ場のこと)ですが。
「リンクスコース」の特徴のように、アウトコースは、ほぼ同じ方向に進んで行き「風も一方向」でフォローならば、1番ホールから9番ホールまで「ずっとフォーローウィンド」、折り返してクラブハウスに戻る、インコースはその逆で10番ホールから18番ホールまで「ずっとアゲインスト」の様な風のシチュエーションになります。
日本のコースは「リンクスコース」の影響が多いと言われていますが、日本コースのほとんどは、この「リンクスコース」のアウトコースは同じ方向に進み、インコースで折り返して真逆の方向に戻って来る作りにはなっていないので、風が18ホール中に、交互に「フォローになったり、アゲインストになったり」します。
山岳コースでは、全体に吹く風は一定方向に吹いていても、山の傾斜にぶつかった風は風向きを変えて山間を抜ける風に変わったりもします。
風向きは常に意識をして、「池の水面」や木々の枝や葉を見て確認したり、ピンフラッグのなびく方向を見て「風向き」を確認することも「セオリー」ですが、『フォロー・アゲインスト』の時の基本的なセオリーを意識しておくことも大切です。
フォローウィンドの時には、
・力んで強いインパクトでボールに余計な回転数をかけずに、高めの弾道で風に乗せ飛距離を出す。ことはティーショットのドライバーでは意識しておきたいポイントです。
・フェアウェイウッドやロングアイアンなどの弾道の高さが出し辛いショットでは、グリーンを狙える距離の場合、直接グリーンに落ちるとランが出すぎて、結果的にグリーンの奥の難しいエリアからのアプローチをしなくてはならなくなります。
・ショートウェッジでのショットでは「フォローウィンド」の影響でバックスピンが溶け、高弾道の球筋でもランが出易くなります。
・50yくらいのショットでも風の強さによっては影響を受け、グリーン上のパッティングにも風の影響は少なからず「有る」という事は頭の片隅にとどめておきたいポイントです。
アゲインストウィンドの場合は、
・ティーショットで「強いインパクト」による回転数の多い球は、よりアゲインストの風の影響が大きくなり、叩けば叩くほど飛距離が出ない結果になり易い。
・フェアウェイウッドやユーティリティー、ロングアイアンはドライバーのティーショット同様に、強いインパクトの回転数の多い球は余計に飛距離を落とす結果になり易く、高い球筋の高弾道は飛距離を落とす結果に繋がる。
・ショートアイアンやウェッジでの高弾道は、もともとショートアイアンやウェッジ系のショットのバックスピン量は多い為、グリーンに届かずに、手前のガードバンカーに入った時には上から落ちる球筋になるので、「目玉のライ」になり易くなります。
・グリーン周りのアプローチでもウェッジ系の球筋は風の影響を受けやすく、アゲインスト方向へのショットはランが出辛くなるので、ピンに近い距離でも風の意識は外せません。
『フォロー・アゲインスト』のセオリーは、風の強さにもよりますが、番手によってボールの弾道の高さや、強すぎるインパクトのイメージはボールの回転数に大きく影響するので意識していたいポイントです。
18ホールのプレー中には思考、判断するべきことが多く、自動化出来るポイントは自動化して思考や判断するエネルギーは、プレー中の一打の気を付けるべきポイントに集中したいですね。自分のショットの考え方や思考法などセオリーとして自動化出来る事柄をチェックしてください。