ドッグレッグホールのイメージ

コースには林間、丘陵、シーサイド、山岳などの種類があります。

コースのタイプによってドッグレッグホールでのティーショットで曲げてしまった時のハザードは異なります。ティーショットで曲げてしまうと、ホールとホールをセパレートしている林に入ってしまうので、2打目は脱出するのが精一杯のショットになってしまいます。

山岳コースではティーショットを曲げてしまうと、片側は崖や谷になっていて完全にOBになってしまうシチュエーションが多いです。

シーサイドでは、海風の潮の強い風のアゲインストは飛距離を出し辛く、ティーショットでのミスで、ある程度の距離を稼げないと距離的にタフなコースに感じてしまう事も多くあります。

丘陵や林間などでは、ホール間をセパレートしている木々の上を超えるのか、低い球筋で飛距離を多少落としても、曲がり幅を抑えて方向性を重視して、グリーンが狙える場所まで出来るだけ正確にショットをイメージするのかは大切なポイントです。

林間や丘陵コースでは、飛ばし過ぎによる突き抜けも林の中に入ってしまいます。

また、グリーンの見えるエリアまで打てないとグリーンを狙えないので、フェアウェイ上にキープ出来たとしても木々のハザードが効いているので、限られたエリアにティーショットを打つ必要があります。

コースの種類や、コース設計家の特徴はまた別のテーマを設けますが、コースの種類や特徴によってハザードの気を付ける事が違います。

左右のドッグレッグホールでは、絶対に右に行きたくないショット、逆に絶対に左に行きたくない時のショットは完全に区別した少なくとも2種類のショットとしてイメージしたいですね。

コースマネージメントやセオリーにも関する内容になってしまいますが、

左に行きたくない時のショットのイメージを例に挙げると、(フック回転をかけたくなく、フェードボールを打ちたい時)

・ティーイングラウンドのティー位置は、なるべく右サイドにティーアップして左に打ち出す幅を広く取る。

・ティーの高さは低めに設定して、ボールの打点、クラブフェースの打点はフック回転のかかる場所にヒットし辛い状態を作る。

・クラブフェースもトウー寄りよりも、多少飛距離をロスしてもクラブフェースのヒール寄りでボールを捕らえる事によってスライス回転をかけ、フックの回転のかからない保険を掛ける。(最近のクラブは進化しているので、クラブフェースのヒール寄りでも、それほどの飛距離のロスは少ないです)

・コースでターゲットの範囲を狙い撃ちする時には、弾道の高さも高く上げるよりも、低い球から中弾道くらいが曲がり幅も抑えられるので、低い球筋のイメージを持つ。

逆に、右に行きたくない時のドライバーのティーショットは、(スライス回転をかけずにフック回転をかけたい時)

・ティーイングラウンドでティーアップの位置は、出来るだけ左サイドにティーアップして、右側に打ち出す幅を広くイメージします。

・ティーの高さは、いつもより少し高くティーアップすることによって、ボールのフック回転をかける打点にクラブフェースが入り易い高さを作るイメージをします。

・クラブフェースのトウー寄りでヒットするイメージ、もしくは初めから約7mm程度クラブフェースを閉じてアドレスして、それでもプッシュやプッシュスライスが不安な時は、クローズスタンスにしてアドレスするイメージをします。

・ドロー系の球筋を打つときは、身体の突っ込み、スウェーは致命的なミスなので、目線、頭は残すイメージは重要です。

・極端なインサイドからのイメージも危険ですが、アウトサイドからクラブフェースが入ることは完全にミスにつながるので、少なくともスクエアなスウィングプレーンで振るイメージを持ちます。

各ホールのドッグレッグのホールでは、例えば、上記のようなイメージで具体的な方法で練習する事は大切です。

自分なりの方法論も当然あるかも知れません。

各ホールのドッグレッグでのティーショットのイメージを具体的に作って、具体的な球筋の練習はスコアアップ、レベルアップになります。

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