音楽では、一定の間隔で刻まれた音のパターンを、リズムと言います。
例えばビートルズの、Tax Manのベースのリフ、レニークラビッツの「Are You Gonna Go My Way」のギターリフ、ジャズでは「Take5」などの5拍子のメロディー、など有名な曲がありますが、ひとくくりのパターンをリズムと指し、
テンポ60ならば、1分間の秒針と同じ速さのテンポということです。
ゴルフでいうリズムは、ひとくくりの動き、
ショット前のショットのイメージから、素振り、アドレス、テークバック、インパクト、フィニッシュ、という1球を打つ一連の流れや、ショットとショットの間に発生する移動と移動するペースの一連の動きなどをリズムと言い、
テークバック、トップ、切り返し、インパクト、フィニッシュまでのクラブを振るスピード感をスウィングテンポと言います。
スウィングテンポは、インパクトのタイミング、テークバック、切り返し、シャフトのしなりのタイミングに大きく影響します。
スウィング、ショットにテンポが大きく影響する為、プレショットルーティンのリズムや、コース間での歩くリズム、呼吸のリズムなどを普段から意識して、無意識でいつの間にか速くなってしまうリズムやテンポを意識できると良いですね。
アマチュアの理想とされているスウィングテンポは、約70~80と言われています。
プロで、テンポは約80~90と言われていて、ヘッドスピードと関係しています。
アマチュアの方でも、プロのようにヘッドスピードが47~52と、クラブを速く振れる方はプロと同等のテンポが合うかも知れません。
また、柔らかいシャフトは、ゆったり目のテンポで、硬いシャフトは速いテンポでもタイミングが合い易い一面もあります。
プレー中のリズム、テンポ、プレショットルーティンからのリズム、スウィングテンポの安定感は、緊張した場面、ミスの後などの心拍数が上がってしまっている状態、アドレナリンが出すぎて力んでしまう状況などでも、いつものスウィングやショットの再現性が維持し易くなると言えます。
リズム・テンポはどの場面でも大切です。スウィング、思考、心拍数、全てに影響します。呼吸、歩行を意識してコントロールしたいですね。