マネジメントのスタイルで自分の出来る事を考慮した組み合わせの思考スタイルです。
- 各ホールの距離、各地点からのハザードやペナルティーエリアを考慮と自分の身体の状態を考慮してのコースマネジメント
- 各ホールの距離、各地点からのハザードやペナルティーエリアを考慮と出来るだけ同じクラブ、得意クラブを多用するマネジメント
- 各ホールの距離、各地点からのハザードやペナルティーエリアを考慮+自分の身体の状態を考慮+プラス得意クラブを多用する+自分のメンタルの状態も考慮してのマネジメント
普段は無意識で様々な要素をバランスをとって考えたり、イメージしていると思いますが、具体的に文字にして考えて見ます。
1.各ホールの距離、各地点からのハザードやペナルティーエリアを考慮と自分の身体の状態を考慮してのコースマネジメント
身体の状態もショットも、プレーの初めの数ホールから、ミスしてしまったという意識が連続するよりも、成功の確率が高いクラブで初めの数ホールは小さな成功を続けた方が、自分のイメージも良くリズムに乗り易いメリットも有ります。
練習場では連続で身体の切れている状態で打てていたショットも、当日のコースでは1打打ってからのインターバル(時間の間隔)があるショットでは、なかなか本来の自分の調子が出辛い物です。
特に初めの数ホールは緊張感も加わり身体がこわばってしまったりするとミスが続き、自分のスウィング自体を疑う事にもなりかねません。
練習の時からスリークオータースウィングを取り入れたいい理由は、初めの数ホールはスリークオーター程度の70%から80%でリズムを整え、インパクトの良いタイミングを実感しながら徐々に自分をアップして行きたいという理由も有ります。
2.各ホールの距離、各地点からのハザードやペナルティーエリアを考慮と出来るだけ同じクラブ、得意クラブを多用するマネジメント
ティーショットもそこそこ飛距離も稼げてペナルティーエリアに届かないクラブで、初めの3ホール程度はティーショットのクラブを出来るだけ同じクラブを使用するか、もしくは3ホール程度はグリーンを狙うアイアンを同じクラブを使える様にする考え方です。
以前、解説でタケ小山さんが「タイガーは初めチョロチョロ中パッパ」とツアー4日間、初日からのプレーやその日の18ホールのプレーをご飯を炊く時の火加減を例えて表現された事が有ります。「なるほど!」と思えるのは、一流のタイガーウッズ選手ですら、初めの数ホールは全開でプレーせずに、徐々にギアを上げて、ここぞと言う時に、まだギアを上げられるのか!と驚くほどのトップギアとエネルギーを出し切らずにプレーして、ここぞと言う場面でスーパーショットと言える歴史的な名場面でも見られるトップギアを温存しています。
この考え方は見習うべき物で、そのままタイガーウッズ選手の真似は出来ないので、私達が取り入れるとするならば、初めのティーショットから全開でプレーせずに、飛距離のある方なら特に初めの3ホール程度は3番ウッドや5番ウッド、ユーティリティーなどでフェアウェイバンカーや、ペナルティーエリアに届かないティーショットをして、かつ初めの3ホールくらいは同じクラブでティーショットをして、2ndのアイアンも出来るだけ同じクラブを使える方向に考えて、身体や気持ちが「そろそろ行けるな!」と感じて来たら、いつもの様にプレーをし始めるというマネジメントです。
3. 1.と2.の各ホールの距離、各地点からのハザードやペナルティーエリアを考慮+自分の身体の状態を考慮+プラス得意クラブを多用する+自分のメンタルの状態も考慮してのマネジメント
初めの数ホールというのは、自分の身体の切れだけでは無く、初めてご一緒する方や、何かしらの時間的な理由でバタバタする事も少なくは無いと思います。
同伴者の方との調和や時間的な余裕、自分の心身の状態が良くなるまでの数ホールは慌ただしさに集中出来ない事も有るので、意識や思考が自分のゴルフに必要な事に集中し易くなるまでの数ホールは、自分のポテンシャルのギリギリまでを使うプレーを選択しない様に、余裕の有る計算でプレーをして組み立てて、自分自身のリズムと、いつもの思考、意識がゴルフに集中出来るのを待つ事も重要です。
意識や思考がいつものゴルフのプレーの良い状態に入れそうになる感覚は、普段から意識していないと自分の事ながらかなり分かり辛いので、日々の練習や普段の日常から自分の意識や身体と向き合う事も大切です。
良い集中状態の延長線上に『フロー』と言われる何もかも上手く行ってしまう様な『ゾーン』とも言われる集中状態が有ります。自分は当然ですが、トッププロでも『フロー』や『ゾーン』と言われる状態に入るのは難しく、トッププロはメンタルトレーナーをつけて訓練している分野でも有ります。
日本の武道や、個人競技出身のスポーツ経験の有る方は、一人で行う集中のON OFFや自分のリズムやペースをコントロールする事に長けている方が多く感じる分野でもあります。