練習場でスウィングの型や気になるポイントの練習も大切ですが、実践を想定しての練習も大切です。
学生時代にスポーツでの部活動経験者の方ならば経験されている方も多いと思いますが、実践を想定しての練習は、ミスの内容や、どのくらいの確率で成功するか等は実践を想定しての練習でかなりの確率を上げる事が出来ます。
私は野球経験者なので、野球で例えるならば、ピッチャーは打者のバッターボックスのスタンスの取り方や癖を見極めて、自分の持ち球を磨き、緩いシュートの後には、アウトコースに逃げるスライダーの様に、具体的な球の組み合わせも使い勝負します。
ゴルフもある程度打てるようになった段階で、コースを想定した練習は効果的です。
練習場の景色を何回か行った事のあるコースにイメージを変えて、具体的にどういうショットをするか、実践さながらの練習をするのは非常に効果的です。
脳科学の情報が入り易くなった昨今では、脳は現実の体験とイメージの経験の区別がつかないという事は知られています。
練習場でコースを想定した、クラブをランダムに練習したり、出来るだけコースのような設定に置き換えて練習する事は、成功体験の擦り込み、ショットの自信にも繋がるので、取り入れたい練習です。
トッププロの中には雨の対策でグリップや手を濡らして練習する方もいらっしゃるようです。
緊張感や物音、心拍数が上がってしまった時、力んでいる時、スウィングテンポが速くなっている時などはコースでも有る事なので、疑似体験としてこうすれば上手く打てるという経験をしておくのも良い練習です。
練習の景色をコースに入れ替えるには慣れが必要ですが、ショットの種類や番手によって、自分が出来る事と、出来ない事もハッキリする事があるので、基礎的な反復練習と別に、1球勝負くらいの意識で取り入れる日を作って練習するのが良いでしょう。
コースのような緊張感のある1打1打の練習は、自分のショットの良い面も悪い面も確実にフィードバックされるので貴重な情報収集方法でもあります。
ティーショットでのドライバーは、実際のコースではパターのような小さいスウィングの後に、次のティーグラウンドで間隔を空けて打つ事になります。
コースを想定して、素振り2回程度のチェックで自分の癖やその日のコンディションの修正をして曲がり幅の少ない、ある程度の安定した飛距離を出せるように具体的なショットの練習をする日を作ってみてください。
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あらゆるスポーツでイメージは重要です!ゴルフは良いイメージを大切にした方が良いと言われています。ターゲットの残像が消えるのも数秒、集中が続くのも数秒です。ゴルフのラウンド、練習を楽しみながら、ゴルフ脳を鍛えましょう!