その日の気温によってボールの飛距離が変わるのは多くの方がご存知だと思います。
外気温が8度上がると、クラブフェースの弾きが変わり、10ヤード飛距離が伸びるというアメリカでの実験結果が出ています。
また、身体自体も気温が暖かい方が動きやすく、身体の複雑な関節の連動性が向上してインパクトの正確性、ヘッドスピードが向上するのは、誰もが体感していると思います。
クラブヘッドや身体的な部分だけではなく、クラブシャフトの「しなり」も暖かくなれば変化するするので、季節の変化や気温の変化によっての飛距離の計算は必須項目です。
多くのゴルファーがプレー当日の気温や湿度、天候を意識するのはコースや芝の状態だけではなく、飛距離の計算が変わる事が大きな理由のひとつです。
気温による飛距離の違いは、コースマネージメントの部分に大きく影響し、その時々の状況判断にも違いが出てきます。
前日の天気予報の気温でクラブの選択をイメージされている方も多く、クラブ番手が変わると、ティーショットからのクラブ選択の組み合わせも変わるので風や湿度同様に意識していたいポイントです。
ボールやクラブフェース、クラブシャフトなどの道具の飛距離の違いと、自身の身体の可動域や動き易い、動き辛いなどの「切れ」の部分に大きく影響するので、気温の変化によってイメージしたショットを打てる状態かを判断するか、イメージしたショットを打てる様に準備することは大切になってきます。