距離感のイメージを養う

見た目の距離感は気温や湿度によって見え方が違うこともあります。

人間の感覚なので、その日のコンディションでの違いもあり、意識して距離を目測で測る意識でいると自分の感覚が日々違うことに気が付きます。

見た感覚の違いもありますが、ショットをする力感やアライメントといった身体の向きの感覚にも違いがあり、縦の距離感を意識して練習する事の大切な理由のひとつです。

最近では多くのプロや、アマチュアの方でも練習用の距離の計測機器などを使用しています。

ヘッドスピード、ボールの初速、ミート率などは簡易式の機器でもある程度計測して練習出来るので、距離感や自分のコンディションでヘッドスピードがどの程度出ているのかを意識して練習出来ます。

実際のコースではグリーン面のピンなどのターゲットとクラブヘッドのロフトの角度を見て距離感を出せるくらいになるといいのですが、狙っている場所に常に正確に打つ事は、訓練されているプロの野球のピッチャーでも制球力が無い日があるくらい難しいことです。

コース設計家がプレーヤーに視覚的な錯覚を施して、18ホールを4時間からの時間のかかるゴルフでは1打1打をイメージして距離や方向を正確に認識し続けるのも難しいことです。

野球のキャッチボールの経験されている方は多いと思いますが、遊びながら何球もキャッチボールしているうちに、相手の胸にある程度正確に投げられるようになります。

ゴルフでも球数の練習は必要です。遊びながらアプローチの練習や前項のヘッドスピードやミート率を意識して距離感を養いたいですね。

昔からされている方法で、普段歩いている時にも次の電信柱まで何ヤードと目測して、実際に歩幅で距離感を養う方法は多くの方が行って来たと思います。

単純ですが、とても大切な基本的な方法で取り入れやすいので、普段から意識して歩測するのはコースでも実際は効果的な方法です。

自分の基準の距離感を出す練習は、身体の開きやクラブフェースのインパクトのアングル、ターゲット間の風や、自分のコンディションまで計れる材料にもなります。

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