ボールのライとは別に気になるボールの状態としては、
などがあります。
1、カード道路などの障害物に当たって出来たキズは、風のある日やフェアウェイがタイトでトリッキーなコースでは意図せぬ曲がりが気になり、気になったままのショットは精彩を欠く事も有るので、スコアを意識したプレーの日には新しいボールに取り替える判断をしたいですね。
2、2nd、3rd地点スルーザグリーン上で湿った日などにボールに付着する土は、一般的によく言われるのは、土が付着していると土の付いていない方向に曲がると言われていますが、付着した土の状態などで実際はどちらに曲がるか予想がつかないことも多く、少量の土や土の質によってはスウィングの勢いで剥がれて、それ程の影響が無い場合もあります。
ボールとフェイス面のインパクト時に接触する様な箇所への土の付着はレイアップするか、次のショットでグリーンに乗らない様ならば、ボールの土を取るためにしかっり打ちつつ、曲がりが把握出来ないので高さを抑えたショットで次のショットの打つ条件をよくすることを考慮してのショットが必要かも知れません。
3、雨の日の濡れたボールは、クラブフェースとボールの間に薄い水の膜が出来るので、スピン量が減少してボールの曲がりが少なくなります。
ティーショットではボールを拭いてティーアップしますが、ショットするまでに多少なりとも濡れてしまう事もあり、時にはドライバーのフェースを少し滑った感覚が有る時もあります。雨の日のプレーではグリップや自分自身が濡れるので、気になることは増えるので、ミスにはいろいろな原因があり得ますが、濡れたボールのドライバーでのショットは弾道の高さを出しづらくなり、雨の度合いや、濡れる度合いにより飛距離も落ちます。
雨や雨上がり、朝露などで濡れた状況で多少の心構えは必要になります。
4、池越えや谷越えなどの飛距離が欲しい時のショットでは、ニューボールに変えてボールの状態に安心出来る条件でショットするのが理想です。ボールはプレー中にも劣化します。
ヘッドスピードの速いプレーヤーが分厚いインパクトを何ホールかすれば、ボールの弾きが変わります。
トッププロも、9ホールのハーフでボールを変えるプレーヤーや、3ホール毎に変えるなどある程度何ホールかの目安でボールをニューボールに変える判断をしている方が多い様です。
一打に生活のかかっているプロは、パッティッグの転がりが気になったり、イメージが出なかったショットのホールアウト後にボールを変えるプレーヤーは大半です。
なかなかトッププロの様にポンポンとニューボールに変えられるプレー内容や条件では無いかも知れませんが、ここぞという時にこそ、不安の無い信頼のおける条件でショットすることは、「メンタルスポーツ」と言われるゴルフだからこそ大切でもあります。