

18ホールのプレー中には思考、判断するべきことが多く、自動化出来るポイントは自動化して思考や判断するエネルギーは、プレー中の一打の気を付けるべきポイントに集中したいですね。自分のショットの考え方や思考法などセオリーとして自動化出来る事柄をチェックしてください。
ごく一部のプロを除いてグリップエンドは、ワンフィンガーからワンフィンガー半短く握っています。
短く持つ基準としては、右利きのプレーヤーの場合、左手の小指の付け根からグリップエンドまでの間隔を指の本数の例えとして何本分短く握っているかを表した言い回しです。
短く握らないプレーヤーやコーチの理由としては、短く持つことによってクラブバランスが変わってしまうのでお勧めしないコーチやプーヤーがいらっしゃる様です。
実際はウェッジの56度や60度というセッティングで市販のクラブを購入した場合、ウェッジ系のクラブバランスは男性用で、D3や場合によってはD5のウェッジもメーカーや企画によっては通常に販売されているので、トッププロの様にメーカーが完全にサポートされていない通常のプレーヤーの範囲ではクラブバランスの違いは当てはまらず、練習時間も限られているので、クラブを多少短く持って扱い易く感じる範囲内で短く持つ事は有効な手段です。
特にアプローチでは本当に綺麗な型をこだわっているのでなければ、スコアも意識して楽しみながら扱い易く感じるくらい短く持ってプレーしながら徐々に綺麗な型のスウィングを目指しても良いかも知れません。
上記は一般的な理由としての短く握る理由ですが、クラブを短く持つ理由は『カウンターバランス効果』というゴルフの理論としての理由もあります。
『カウンターバランス効果』とは、
ゴルフのグリップ自体に40gから60g重さが有ります。
そしてグリップエンドの部分を見て頂ければお分かりになりますが、グリップエンド部分は肉厚で、グリップエンドにはそれなりの重量が有り、ゴルフスウィングのインパクト時に自分の手を支点としてグリップを短く持つことによってクラブヘッドの走りが良くなる(カウンターとも解釈出来得ます)テコの原理が発生します。
この動きを『カウンターバランス効果』と言い、理論上長い物を振った方がヘッドスピードが上がって飛距離は出る計算になりますが、ゴルフヘッドの特徴やシャフトの特徴、または長いクラブ(ロングアイアンやフェアウェイウッド)などは一般的に振り遅れたり、ミート率が下がる理由などによって、プロでも約9割以上のプレーヤーはクラブを短く握っているのが事実です。
状況によって、例えばフォローの風で飛距離を出す時などに、ギリギリまで長く持ってテンポをゆったり気味にして高めの弾道で風に乗せるショットを女子プロの方の話で聞く事もありますが、この例もほんのわずかなプロの一例です。
トッププロのようにプレーの前にクラブハウスで1時間近くストレッチをして、それから更に練習をしてプレーをスタート出来る状況を作れれば理想ですが、30球程度の練習でプレースタートしざるを得ない状況下での3ホールくらいまではなかなか身体も思うように動かないものです。
練習量の限られたプレーヤーこそ、クラブを扱いやすく感じる程度に短く持って『カウンターバランス効果』を利用されてはいかがでしょうか。
18ホールのプレー中には思考、判断するべきことが多く、自動化出来るポイントは自動化して思考や判断するエネルギーは、プレー中の一打の気を付けるべきポイントに集中したいですね。自分のショットの考え方や思考法などセオリーとして自動化出来る事柄をチェックしてください。